2016年春、プレイス周辺のさくら =武蔵野の自然景観より(2)=

会員の中島さんから投稿です(篠原)。

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2016年の春も武蔵野プレイス周辺は美しいさくらの花につつまれていました。プレイス西通りを、この素晴らしい景観にふさわしい「ヘルシーパークロード」として、市と市民が一緒になって整備していきたいとの思いを改めて強く感じました。

昨年12月に続いて2度目の投稿をさせていただきます。

【写真1】プレイスと境南町通りのさくら

プレイス南側の境南通りには、約400mにわたって桜並木が続いており、毎年、市民の目を楽しませています。今年も、プレイスのシンボルである丸みを帯びた窓を覆うように咲き誇り、モダンな建物を飾り立てているように見えました。

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【写真2】プレイス西通り、さくらの借景

プレイスの敷地にも、ふれあい広場公園にもさくらの木は1本もありません。しかし、境南通りの並木だけでなく、西隣の観音院には、緑の木々に混じって何本ものさくらの巨木が植えられており、境南通りのさくら並木とともに、プレイス西通りに美しい借景を提供しています。

観音院は、自然保護に力を入れていると伝えらえており、環境保護のために憲法(89条)のもとで可能な範囲の協力が望まれます。

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【写真3】景観を楽しむ

3・4・27号線対象地に2011年に暫定整備された広幅員歩道にはイチョウの巨樹を囲むようにサークルベンチ2基が設置されています。サークルベンチは、市民の休息に用いられ、幼児連れの母親や高齢者等が代わる代わる利用し、とくに、さくらや新緑、紅葉の季節には、多くの市民が周囲の自然景観を味わっている光景が見られます。また、自動車の走行が極めて少ないので、自転車も周囲の自然を感じながら、車道をゆっくり走ることができます。

3・4・27号線の広幅員歩道を本格整備し、単に移動するだけではなく、市民が疲れを癒し、憩える公園のような「みち」にするために、本格整備にあたっても、広幅員歩道や自転車走行環境を維持し、サークルベンチの増設等も望まれます。

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【写真4】スイングビル遠望

  3・4・27号線から借景として観音院のさくらを楽しむことができ、新緑も映えます。その向うにはスイングビルを遠望することができます。

みちと寺院を隔てる万年塀は、周囲に相応しいとは言えません。市の管理下にあるものではないのですが、市や市民も寺院と協力して景観に相応しいものにすることが望まれます。

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【写真5】さくらの海

境南通りと観音院のさくらが連なり視野一杯にさくらが海のように拡がっていました。中央下には、観音院の山門屋根が覗いています。

奈良県吉野山のさくらを思わせる雄大な風景を武蔵境で楽しめたのは、望外のよろこびでした。

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写真/文:中島敏(まちづくり会議・会員、市民が憩えるプレイス西通りの会代表)

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