みなさん
塩澤さんからの連絡の通り、クリーンセンターが次のように2017年グッドデザイン賞に輝きました。ノーベル賞もいいけれど、この受賞は素晴らしく価値があると思います。クリーンセンター事業の長い歴史の中で、ごみ問題やクリーンセンターのあり方を問い、関わり続けてきたコミュニティ、住民、市民のみなさんの成果です。本当におめでとうございます。
クリンセンターの受賞について: http://www.g-mark.org/award/describe/45772?token=woyfyeMQ2A
グッドデザイン賞について: http://www.g-mark.org/
武蔵野市のウェブサイトより: http://www.city.musashino.lg.jp/kurashi_guide/gomi_kankyou_eisei/clean_center/1017508.html
(武蔵野クリーンセンターウェブサイトより)
グッドデザイン賞そのものの趣旨をみると、グッドデザイン賞では常に我々が向き合うべき根源的なテーマとして5つの言葉を「グッドデザイン賞の理念」として掲げているとあります。人間(HUMANITY)もの・ことづくりを導く創発力、本質(HONESTY)現代社会に対する洞察力、創造(INNOVATION)未来を切り開く構想力、魅力(ESTHETICS)豊かな生活文化を想起させる想像力、倫理(ETHICS)社会・環境をかたちづくる思考力の5つとのことです。
塩澤さんのメールでも紹介されたように、審査員評より、「ゴミ焼却施設は、現代を生きるすべての人々にとって必要な施設でありながら、その使用用途から地域にとっての迷惑施設になりがちである。実際、旧施設は周囲を緑で覆った隠すデザインだった。今回は、塀をなくし、周辺の広場と繋がる開かれた施設としている。建物内部にも巨大なガラス面からごみ処理の流れが体験できる見学ルートを設置。市民がごみの問題を見て見ぬ振りすることなく、向き合える施設としている点が評価された(原文)。」とあります。
時代は変わってきたという感慨がありますが、グッドデザイン賞が、さらに、コミュニティ活動や住民活動、市民活動など、まちづくりに関わる人々を対象にしてくれたら、より素晴らしいことだと思います。
クリーンセンターの運営については、足下の状況から将来に至るまで、今後も多くの課題があるでしょうし、武蔵野のゴミ問題がこれで解決したわけではありません。これを機会に、より多くの人が課題をシェアし、クリーンセンターに大きな関心を寄せてくれるようになればよいと思います。まだまだ先は長いと思いますが、ここで関係した方々の成果の結実及び事実上からすれば、企業や市以上に、みなさんへの受賞であることを、当会としても、心からお喜びしたいと思います。みなさんの努力がなければ、どのようなクリーンセンターになっていたかは分かりません。
(文責:篠原)