「武蔵野市景観ガイドライン(案)」及び「武蔵野市まちづくり条例の改正について(骨子案)」に関する説明会が行われました。皆様のご意見を12月15日(木曜日)迄にまちづくり推進課へ!

「武蔵野市景観ガイドライン(案)」及び「武蔵野市まちづくり条例の改正について(骨子案)」に関する説明会が次の通り行われましたが、参加者は延べで10数名程度に過ぎませんでした。

第1回 12月3日(土曜日)午前10時から スイング スカイルーム(境2-14-1)
参加者は6名。
第2回 12月7日(水曜日)午後7時から 商工会館 市民会議室(吉祥寺本町1-10-7)
参加者は10名。

定例会での報告の通り、今回、ガイドラインはむしろ景観計画の色彩を強めています。
流れとしては分かりやすくなりましたが、景観誘導基準の区分が、低層住宅地と住商複合市街地がともに「住宅地」として扱われ、従来の4区分が「住宅地」と「商業地」の2区分となり、景観としての誘導がどのように行われるかについては市の裁量が拡大したことが目につきました。この結果、住宅地の景観を重視するなら、商業用途には厳しい基準となり、商業用途であるから仕方がないという形の裁量が働けば、従来よりも後退した景観誘導になる懸念もあります。2つの敷地に渡る世帯が良好な景観を設けるためのルールを設けた場合、「景観まちづくり協定」として市に登録できることは新たな試みです。
これにより、ルールを拡大しようという場合、協定に基づき、まちづくりアドバイザーの派遣を要請でき、市民としては専門家を含めた景観形成努力が実現できる道筋ができました。
しかし、重要な市民による景観まちづくりの手引き書は、今回はできていません。来年度に市民の意見を取り込みつつ作成するようですが、「景観まちづくり協定」や従来の「地区まちづくり計画」をどう活用して優れた景観を形成していくのか、市民向けの手引き書は非常に重要な意味をもつため、今後も注視していきたいと思います。

このガイドラインは以下からダウンロードできます。
http://www.city.musashino.lg.jp/shisei_joho/machizukuri/1008549/1014562.html

そこに記載あるように、みなさまの意見は12月15日までに必着でまちづくり推進課にお寄せください。
業者向けが中心になりますが、景観ガイドラインがまちづくり条例により来年4月に公布され、実質的な施行は7月からとなります。

市民まちづくり会議は、引き続き、市に働きかけ、少しでも分かりやすく、活用可能なガイドラインの実現を目指します。

篠原