基礎講座 第2回ウォッチング速報

まちづくりを楽しむ基礎講座、第2弾「公共空間の活用とまちづくり」、第2回ウォッチング速報

今朝は朝から暑かったのですが、9:30から武蔵境nonowa口からウォッチングをスタートしました。

残念ながら、参加者は、三浦さん、山本さん、村井さんと私の3人だけでしたが、暑いなか、いろいろな収穫があったと思います。三浦さん、山本さん、村井さんお疲れさまでした。

第3回の講座は、9月20日(金)19時から、吉祥寺の商工会館、講座室で行います。
第1回と今回のウォッチングを結果を踏まえて、公共空間の活用につき、イルミネーションとフラワーポットをテーマに議論し、企画をつくりたいと考えています。

第1回では、高田さんが光の森・庭について紹介してくれました。
第3回では、上記の議論と企画の前に、「公共空間におけるフラワーポットの活用について(仮題)」、三浦さんが関わったプロジェクトの写真を見せていただき、お話いただきます。
これまで参加していない方も、是非ともおこしください。

以下は、長くなりますが、速報の部分です。

文章を精査せずに書いてますので、読みにくいかもしれませんが、雰囲気が伝われば幸いです。

当日撮影した写真をフォトギャラリーに追加いたしましたのであわせてご覧ください。
ギャラリー|令和元年9月7日 第2回「公共空間の活用とまちづくり」の講座(タウンウォッチング)

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武蔵境では、プレイス前の、もう手を付けない方針になったと聞いていますが、芝生が植えてあった円形広場の現状をみながら、「どうしたもんかいな」と少々の議論をしましたが、どうやらしっかり手入れをしないのであれば、芝生を維持するのは無理なようです。

「境南ふれあい広場」のことです。

しばらく見ていると、たくさんの人々が、乾いた泥になった元の芝生の上を歩いていきます。
土ぼこりがたち、くつがよごれますが、円形の芝生?広場は明らかに人々による通過交通の場になっていました。
この状態は盆踊りや朝市、夜市などには使いやすいのですが、マルチ目的の広場として使うにはどうしたらよいのかを議論すべきと思います。
その議論は別として、もう少しフラワーポットを周辺や出入り口付近に置くとか、境南ふれあい広場の様子を、魅力的にする方法があるような気がします。
イルミネーションの企画もできると思います。

そのままガード下(JR扱い)のサカイ西やポンタ公園まで見ながら、維持管理をどう行っているかを三浦さんにご説明いただきました。道中、JR管理部分と市管理部分の歩道の植栽を比べながら歩きましたが、市の方は、笹を植えた後は何もしない方針でやっているとのこと。
両者には明らかな違いがみてとれました。

武蔵境の北口の状況もみてきました。
二俣尾・武蔵野市民の森の廃材によるフラワーポットが置いてあります。
噴水横のガーデンは、お粗末なデザインとお粗末な維持管理。どうにかしたいとのことでした。

三鷹に移動し、駅横のおそば屋さん跡が、お花屋さんだけになり、さっぱりした状態になっています。
玉川上水は、もっと立川よりで埋設されているため、実際に玉川上水の流れは見えません(上部に少々の流れを作っただけ)。
本流は埋設管を通して、駅のプラットホーム寄りの自転車置き場の端の部分で滝のように流れ落ちているため、玉川上水の流れをしっかり見ようとすると、この自転車置き場を他に移設しないとだめです。
中央地区の顔である玉川上水を三鷹駅の北口でも見えるようにするには、どうしたもんかという感じです。

さて、おそば屋さんがどいた跡は、さっぱりしましたが、自転車の仮置き場になっていました。
玉川上水(フェイク)の上には高木があるため、なんだか暗い緑の単色でどんよりした感じで空間が活かせてません。
ちょうど、コンクリートのフラワーポットが2つ位あり、実際のところ手入れされておらず、土が入って少々草が生えているような感じでした。
そこに、何かお花を植えただけでも、周辺が明るく変わると思います。

武蔵野市には、緑は重視するが、市内の他の場所も含めて、お花については土屋市長の時代から、手をかけない方針が踏襲されているようです。
簡単に言えば、樹木には予算を使うが、花には使わないということのようです。
タワーズの様子もみてきました。
こちらはさすがに大規模マンションの管理組合がみているだけに、準公共空間ではありますが、デザイン及び維持管理について、明らかに市の部分とは違いがあるようです。

あまり時間がなく、吉祥寺では中道通りと特に吉祥寺西公園に的を絞って見てきました。
中道通りはセットバックや入り込みを設けて、魅力あるお店づくりが着実に進んでいると思いますが、はっきり言って、頭上の電線と通信線をまず何とかしてもらいたいですね。
これは以前、南さんの景観ウォッチングでも強く指摘されたことです。
死んだ通信線などもそのままにしておるので、まるで電柱の上に光りが通らない蜘蛛の巣ができているようです。

吉祥寺西公園にきました。
ここも何もしない方針なのか、雑草が生えっぱなしですが、全面に生えているので、なんだか小牧場のようです。
ただ、空間としては、イルミネーションをやる場合、何もないので、うまく角材を組んでデザインできそうな場所です。
まったく管理されていないフラワーポットも10個ほど置きっぱなしになっているので、これらを活用して、公園入り口や横の部分を彩れるのではないかという三浦さんのご提案がありました。
横に公園側にガラス戸をオープンにできるMHLカフェがあり、事業のためのワークショップをやると雰囲気づくりができるのではないかとのこと。
周辺住居への配慮や商店街とのコラボが必要ですが、本当に何もない、このような公園(防災倉庫あり)を使って、公共空間の魅力を高める実験・イベントづくりができそうという気になってきました。

以上を念頭に、もう少し考えて議論し、第3回及びそれ以降のプログラムづくりにつなげたいと思います。

長くなりましたが、とり急ぎ、本日のウォッチングの速報でした。
三浦さん、山本さん、村井さん、補足することや、より具体的な説明があれば、よろしくお願いします。
他のみなさんからも、何か関連する情報があればご連絡いただき、共有できればありがたいです。

第3回に向けて、みなさん、よろしくお願いします。

篠原